この記事は以下のような人におすすめです

・兜飾りの値段相場を知りたい
・兜飾りを購入する際の注意点は?
・兜飾りの保管方法を知りたい

日本では端午の節句に五月人形を飾るのが昔からの風習ですが、ここ数年はなるべく場所を取らずコンパクトに飾りたいと考える人が増えています。
一昔前までよく目にしていた鎧飾りはサイズが大きく、用意や保管も大変だということで避ける傾向が強くなっているのです。
では代わりに何の需要が高まっているかと言うと、他ならぬ兜飾りの存在が光っています。
鎧ではなく兜を選ぶメリットは、そのものの大きさだけなく価格面でも際立っていることを忘れてはいけません。

兜飾りの相場

兜飾りの大体の相場は10万円前後ですが、簡易的なケースに入れられたリーズナブルなタイプもあり、こちらは5万円を切る価格帯で販売されていることが多いです。
そして大手の五月人形販売店では値下げ交渉を請け負っているところもあり、インターネット通販が主流となっている現代でも店舗で直接見て購入する人が沢山います。
人生で一度きりの買い物になる可能性の高いものですが、少しでも安く購入できる術を知っておくと役に立つでしょう。
ちなみに収納飾りや平台飾りはケースタイプよりも高額なものの、祖父母から孫へ贈るといった形で大変高い人気を維持しています。
戦国時代に活躍した特定の武将をイメージしたデザインのものがあったりと、大人でもワクワクするような兜が沢山ありますから、色々なお店やサイトを覗いて一緒に楽しめる買い物ができると理想的かもしれません。
参照:コンパクト兜

兜飾りを購入する上で押さえておくべきポイント

では実際に購入する上で押さえておくべきポイントはどこなのか、把握していきましょう。
まず失敗したくないのが置く場所と現実に置いた際のイメージです。
兜飾りは寝室に飾ることが多く、次点で人の集まりやすいリビング、或いは子ども自身の部屋などが挙げられます。
五月人形自体に男の子の健康や安全を守る願い、力強く育ってほしいという願いが込められているため、必ず毎日利用するような場所に置くようにしましょう。
ここで注意すべきなのが、現物の兜がどれくらいの大きさであり、予定しているスペースにしっかりと納まるかどうかの判断です。
特にインターネットでの購入を検討している人は、購入前に現物を目にすることが不可能なため商品ページに書かれている情報だけが頼りです。
ただ、記載されているサイズがケースや収納箱を除いた兜だけの数値を記載しているサイトも多く、いざ手元に届いてみるとケースを含めて想像以上の大きさだったということがあります。
高さや重さも計画的に飾るには重要な数値ですから、注意深く念入りに確認しておくことをおすすめします。
そして細部の作り込みや使われている素材に関しても、こだわって見てみましょう。
これは子どもの安全や健康を祈願するという観点から、脆い作りになっていると縁起が悪いからです。
大抵のお店は品質もしっかりしていて信頼できるところばかりなのですが、たまに作りが甘く使用されている素材も粗悪な兜が存在します。
インターネットでは様々な角度から撮影がされている商品を重視し、あまり詳しく掲載していない兜やサイトは避ける方が賢明です。
それから実店舗の方でも、遠くの高い場所に飾って間近でなかなか見せてくれないお店が極稀にあります。
そういうお店は後からの保証やサポートに不安が残りますし、複数のお店を見て色々な兜を見るようにしてください。

兜飾りを飾る場所と注意点

いよいよ自宅に兜飾りを招き入れたら、飾っている期間は直射日光をなるべく浴びせないよう、加えて湿気にも気を配って大切にしましょう。
先述のように飾る場所には寝室やリビングが定番なのですが、これらの部屋は日光が入りやすい間取りになっているでしょうし、寝室では乾燥を予防するため加湿器を多用する人もいるかもしれません。
ですが直射日光と湿気は兜の品質を落としてしまうので、長持ちさせる上では厳禁なのです。
ケースに入っていても完全に湿気を避けることはできませんし、直接触って飾る場合には手袋をするなど徹底しておくと安心です。
意外なポイントとしては、購入時の写真を複数枚撮影しておくこともおすすめです。
これは元の形を保存しておくことで、片付けの際に混乱せずに済むメリットがあります。
兜飾りは普通に置いているだけのように思えますが、厳密には正しい置き方やマナーのようなものがあります。
拘って置きたい場合には購入時のままとはいかないでしょうから、逆に片付ける際にもそれなりの手順や保管方法の把握が必要になります。
そのための事前策として、撮影をしておくと助けになるはずです。

まとめ

兜飾りは今や端午の節句に飾る主流のものとなっています。
デザインが気に入って年中飾ったままという家庭も増えてきており、インテリアの一部として季節が終わっても楽しめるのは嬉しいところです。
そうした点も踏まえて、5万円前後で購入できるのは寧ろ安いくらいかもしれません。
大切なお子さんの大事な日をしっかりと迎えられるよう、同時に長い付き合いになることも想定しながら、後悔のない選び方をしてください。

最終更新日 2025年5月12日