職場に行くことなく仕事ができる職種は広がりつつありますが、特に適しているのがフリーランスエンジニアといえるでしょう。
フリーランスエンジニアの特徴は完全実力主義のため、会社に縛られることなく、納期までに結果を出しさえすれば作業する時間を自由に決められることにあります。
そのため、常駐する仕事などを除き、自分の仕事を早く終えられれば作業する時間を軽減できるので、実力のある人ほどたくさんの案件をこなし、高い収入を得ることができます。

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自分が得意なことややりたい仕事を選んで契約できる

また、仕事の付き合い方も会社に属している人とは大きく違ってきます。
企業で働く人の多くは、会社の方針に沿って仕事をするため、上司の承認を得る必要があり、そのために経費精算などを含めた書類作成も仕事の一部となり、自由に仕事をすることができない場合もあります。
その点、フリーランスであれば、自分が得意なことややりたい仕事を選んで契約することもできますし、すべて自分の裁量で仕事を行うことができるので、エンジニアとしての仕事の充実度が上がります。
また、会社員に比べて仕事の質や現場を選べるので、いろいろなスキルを身に着けられる利点があり、よりフリーランスとして仕事をしやすい実力を身に着けることができます。
特に都心でエンジニアとして仕事をしている人で、会社員とフリーランスの差で大きいのが通勤でしょう。

自由な時間を確保しやすくなる

最近はフレックスタイムを導入する企業も多く、他の企業に派遣される常駐型のエンジニアは除き、一律に朝9時に出社するということはさすがに減りましたが、それでも会社に行くために通勤に時間をかけ、満員電車に揺られるということも多いものです。
その点、フリーランスエンジニアであれば、自宅などで作業することも可能なため、仕事の時間をより多く取れたり、自由な時間を確保しやすくなります。
さらに、フリーランスで仕事をするということは、会社の福利厚生や税金面でのサポートが受けられませんし、自ら営業することも必要であるため、一つの会社を運営しているのと同じで経営視点を持つことがポイントになります。
そのことを大変だと感じる人がいる一方、それらのことがスムーズにできれば、一人で生きていくためのスキルを身に着けることにもつながるため、メリットととらえる人はうまくやっていくことができることでしょう。

エンジニアとしての高い技術力が大切

では、フリーランスエンジニアになりたい人、目指している人はどんなことを身に着けていくとよいでしょうか。
まずは、エンジニアとしての高い技術力が大切です。
特にフリーランスでのエンジニアの仕事のほとんどは、高いプログラミングスキルを要する専門的なものとなっています。
そのため、高い技術力が求められ、同様の仕事をした経験が豊富であるほど案件を獲得しやすくなります。
フリーとして働く際に必要なプログラミングスキルに加えて、ネットワークやサーバーなどを扱える技術や様々なITツールを使いこなせることも大切になります。
特に遠隔で仕事をする場合には、それらの技術を使ってやり取りすることが多いからです。

得意分野以外の技術を習得する姿勢も大切

加えて、得意分野以外の技術を習得する姿勢も大切でしょう。
ITの技術革新は日進月歩で、必要とされるプログラミング言語や技術は時代によって変化していきます。
それで、過去の経験を活かしつつ、自分のエンジニアとしての価値を維持していくためには、日々の努力がポイントとなります。
フリーランスとして働くエンジニアは、技術面を磨くために専門書をこまめに読むようにしたり、セミナーや勉強会に積極的に参加している方も多いようですし、スキルアップを目指せる案件を獲得することで学びの場を確保している人もいます。
フリーランスエンジニアになりたいと願う人は、技術力以外にも必要なことがあります。
その一つは、コミュニケーションスキルです。

同じプロジェクトに参加している人とのコミュニケーション

フリーランスといっても、依頼者から要請されて仕事を行っているわけで、どこで仕事を行うことになっても、同じプロジェクトに参加している人とのコミュニケーションや報告・連絡・相談は大切です。
特に、自宅などでクライアントと顔を合わせずに仕事をしている場合は、自分の進捗をより丁寧に報告するなどの気遣いが必要となってきます。
さらに求められるのが自己管理の能力でしょう。
会社員とは違い、任された案件を最後までやり通すことが必要なので、体調管理なども仕事のうちとなります。

必要とされる営業力

また、会社で税務申告を代行して行ってもらえるわけではないので、社会生活を送るのに必要な手続きは自分で行うことも必要です。
さらに必要とされるのが、営業力です。
会社員とは違い、会社が仕事を用意してくれるわけではないため、案件獲得の営業活動は自分で行わなければなりません。
自己アピールとともに、仕事の紹介を受けられそうなところと日ごろからつながりを持っておくことも大切です。

まとめ

フリーランスエンジニアは自由度が高い一方、高い技術や人間としての総合力も求められます。
それらの点を理解した上で、自分にとって必要なことを積み上げていくことが大切になります。

最終更新日 2025年5月12日