近年ではニュースなどでTwitterなどを始めとしたSNSの誹謗中傷問題が大きく取り上げられています。
名誉権が侵害されていると判断できるような内容のものも多く、このようなトラブルに巻き込まれてしまった場合には、どのような対処を行った方が良いのかをしっかりと把握しておくことは求められます。
インターネット上で起こるトラブルがニュースになった場合に、名誉を侵害されていると判断できるような誹謗中傷が投稿されやすいものとして、Twitterが多く挙げられます。
目次
Twitterがトラブルの元になりやすい理由
なぜTwitterがトラブルの元になりやすいのかというと、それにはいくつかの理由があると言えるでしょう。
利用者が多い
その一つが利用者が多いことです。
主なソーシャルメディアサービスアプリの中でも一番利用率が高いものはLINEだと言われていますが、ユーザー同士の交流やコミュニケーションを目的にしているものに限定すると、どの年代でもTwitterが第一位で、平均利用率は40%近くにもなっています。
年代別に見てみると10代は6割以上、20代に至っては7割以上とかなり高い数値であることがわかります。
一見すると利用者は10代や20代だけなのかと思う人も多いかもしれませんが、実は30代の利用率も4割と、かなり大きく伸びていることがわかります。
気軽に利用できる
そして気軽に利用できることも理由の一つと言えるでしょう。
世界中の人が多く利用するSNSにはFacebookが挙げられますが、このFacebookの特徴として、自分の本名で登録しなければならないという点が挙げられます。
投稿をすると、自分の名前が投稿と一緒に表示されることが意識されています。
記事ごとに公開範囲を設定できることもひとつの特徴です。
しかしTwitterの場合には、誰もが匿名で利用することができ、登録方法もメールアドレスがあれば簡単に作成できてしまいます。
アカウントを増やすことも可能であるため、用途ごとにアカウントを分けている人も多いことでしょう。
誹謗中傷を行う人の中には、自分がメインに使っているアカウントとは別に、都合が悪くなった際にはいつでも捨てることができる匿名のアカウントを持っている人も見られるほどです。
発言が容易である
そして発言が容易である点もトラブルが発生しやすい理由と言えます。
ツイートと呼ばれる発言ですが、これは元々小鳥のさえずり声を意味しています。
このツイートはつぶやきと表現されていましたが、名前からもわかるように、自分のつぶやきが独り言のように投稿している人が多く見られます。
公開しているアカウントでも、自分のフォロワーが少ないユーザーであれば、自分のツイートなんて誰も見ていないだろうと考えてしまいがちになってしまうのです。
短い文字数制限があり140文字となっていて、さらにはシンプルな見た目や簡単な操作方法なども、このつぶやきが簡単に行える要因といえます。
つぶやきという名目でツイートしたけれども、それが誹謗中傷に当たる可能性も考えられるということです。
拡散しやすい
さらには拡散しやすい、ことも理由の一つと言えるでしょう。
特定の人物を標的にした嫌がらせに関与するもの
実際にどのような投稿が削除対象になるのかと言うと、禁止事項が実際に記載されています。
この禁止事項に当てはまると判断された場合には、申請で削除される可能性が大いに考えられます。
その中でも注意したいのが特定の人物を標的にした嫌がらせに関与するものであり、他の人にそうするように煽るなどのことも禁止事項になっています。
例えば深刻な疾患により誰かが死亡することを願う、深刻な事故に巻き込まれることを願う、などが該当します。
万が一名誉を侵害していると判断できる投稿があった場合には、申請することにより削除してもらえる可能性も大いに考えられるでしょう。
削除したいツイート画面をキャプチャを取った上で画像データを保存しておく
事前準備としては、削除したいツイート画面をキャプチャを取った上で、画像データを保存しておくことが望ましいです。
それに加え投稿のURL、アカウントなどを控えておくと、削除されたかどうかを確認しやすくなります。
自分で削除依頼をするのであれば、ホームページのヘルプセンターからサポートが必要なトピックを選択しましょう。
違反報告リストの中には誹謗中傷という項目がないので、嫌がらせを選択します。
削除依頼を通して、それがルールに反する行為だと認められると、様々な措置の中からいずれか、もしくは複数が適用されることになります。
ツイートの表示を制限する、削除を求める、削除されるまで違反ツイートを非表示にするなどが挙げられます。
違反者へ投稿の削除申請が届き、それを削除するまでは、新しいツイートを行うことはできなくなるのです。
まとめ
万が一削除依頼が通らなかった場合には、法的な手段を使い削除にうつるように対策が求められます。
削除したい投稿が法律に違反しているようであれば、手続きを踏み削除をすることが可能です。
しかしこれは被害者本人もしくは依頼した弁護士のみが行うことが可能です。
素人ではなかなか難しい問題であるため、プロに依頼することが望ましいです。
参考サイト
Twitterで誹謗中傷された時の対処法は?削除依頼の手順を確認
最終更新日 2025年9月10日